こんにちは。沖縄でとれる夜光貝でジュエリーブランドを制作しているTo-mas(トーマス)です。第5回目は8月生まれの誕生石「ペリドット」についてです♩
ペリドットは宇宙からやってきた宝石
8月生まれの人以外は「ペリドット」という名前を聞いても、あまりピンとこないのではないでしょうか?そんな、控えめな印象の宝石ですが、実はすごい宝石なんです!
タイトルどおり「ペリドット」は宇宙に関係しています。
皆さん、1度は「流れ星」を見た事がありますよね?そして、ご存知の通り、宇宙には沢山の星があります。
地球に落ちてくる隕石は、その星たちのカケラ。ボタンのように小さなものから、岩のような塊まで、その表情は様々です。
地球に落ちてくる隕石は、火星と木星の間の「小惑星帯」という惑星のカケラがたくさん浮かぶ場所からやってくるものがほとんどだそう。そこから、地球の公転軌道上に入ったものが「流れ星」として、夜空で観測されます。
多くの流れ星は、大気圏の摩擦で燃え尽きるそうですが、一部が地球に落下。その落下物は「流れ星の石」と言われます。その「流れ星の石」の中に、ペリドットが含まれていることが分かったのです!
ペリドットは星をつくる宝石
1772年、ロシアで発見された巨大な鉄の塊(その重さは、なんと800kg)をドイツの学者さんが研究していました。その中で発見された黄緑色の鉱物が「ペリドット」。
ペリドットという名前は宝石の名で、鉱物名は「オリビン」。このオリビンは、地球の内部に大量に存在している物質。いわば、ペリドットは地球を作る材料のひとつ。
ということは、宇宙的にいうと「星を作る宝石」なんです!!!(きゃーっ!!!)
このペリドット宇宙説はJAXA(宇宙航空研究開発機構)のHPにも載っています。あ!!宇宙の話に興奮して、ペリドットの宝石言葉を忘れてました!
ペリドットの宝石言葉「夫婦愛・幸福」
ペリドットは紀元前から採掘され、エジプトのファラオの王冠や装飾品、中世の十字軍の御守りとしても愛されてきた由緒ある歴史を持っています。
ローマ人は、ペリドットが夜になっても色が暗くならず輝いていたことから「イブニング・エメラルド」と呼びました。確かに、ペリドットの明るいイエローグリーンは、なんだか心が軽くなる気分にさせてくれます。
また「精神の成長を助け、知恵と分別を鋭くする石」とも考えられている、なんともスマートな宝石。ぜひ、旦那さまや恋人と、夜空を見上げながらペリドットのジュエリーをおねだりしてみてはいかがでしょう?
スマートで、由緒正しくて、ロマンチックで…。ペリドットは宝石界のイケメンや〜。
タイトルの「イケストーン」は、イケメンとストーンを掛け合わせた造語です。どうかお察しくださいませ。
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