みなさんは普段、仕事やプライベートで人と会うとき、どのような話し方を意識していますか?
話し方ひとつで相手から知的に見られることもあれば、「この人で大丈夫かな?」と不安がられることも。相手がクライアント(お客様)ともなれば商談の結果につながるかもしれません。
今回は、ライターとして数々のインタビューをこなした筆者が実践する、知的に見られる話し方のコツをご紹介します。沖縄県は女性の就業率が高い県なのできっとお役に立つ情報ですよ。
<記事の内容はこんな感じ>
1.知的に見えるのと知識があるのは別問題
2.知的に見えるかは「姿勢」と「例え」と「一言」
3.まとめ
1.知的に見えるのと知識があるのは別問題
まず、はっきりさせておきたいのは「知識量=知的に見える」は違うということです。
例えば、AさんとBさんがいたとしましょう。
Aさんは日頃から読書や勉強をしていて、「100」もの知識量があります。しかし、Aさんは人見知りで話し下手だったため、話したいことの「10%」しか伝えられません。
Bさんは読書や勉強はとにかく苦手なため、知識量はたったの「10」。ですが、Bさんは分かりやすく説明するのが得意でなので、「100%」の内容を伝えることができます。
結局のところ、AさんもBさんも相手に伝えられる知識量は同じ「10」。相手からすれば知識量豊富なAさんも、話し上手なBさんも同じレベルにしか見えないわけです。
つまり、知識量と話し方が合わさって初めて、相手から知的に見られるようになります。
2.知的に見えるかは「姿勢」と「例え」と「一言」
知的に見られるためには「知識量」と「話し方」の両方が必要なわけですが、知識とは違って、話し方は今日から実践できます。では、ここからはより具体的な話し方をご説明しましょう。
背筋を伸ばして肩を開くように
相手から知的に見られるかどうかで、まず重要となるのは「第一印象」です。
と言うのも、人間は出会ってわずか3秒で相手がどのような人物かを判断します。どれほど知識があり話し上手だったとしても、最初の3秒の第一印象が悪ければ知的には見られないです。
では、どうすれば知的な印象を与えられるのかというと、「姿勢」に気をつけましょう。
ハーバード大学の准教授エイミー・カディさんの著書『〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る』にも紹介されていますが、背筋を伸ばして肩を開くだけで自信があるように見えます。
人間は自信があるように見える相手を「知的な人」「すごい人」と認識するため、例え本人にまったく自信がなくてもパワーポーズをしていれば相手に知的な印象を与えられるのです。
専門用語を分かりやすい例えに
知的な印象を与えるために、あえて小難しい専門用語を並べてしまうのは逆効果。人間は知らないこと、分からないことを嫌煙するため、むしろ相手から無知に見られてしまいます。
だからこそ、難しい内容を説明するときは、誰でも分かりやすい例えを入れるのがいいです。
もちろん、正確な情報であることを証明するために、出典や専門用語を織り交ぜるのは必要ですが、そのあとに「例えば、~のように」と分かりやすい例えを付け加えましょう。
中学生が理解できるレベルで話すよう意識すると、およそ誰でも理解できる内容になります。
相手の心にたった一言残すように
何かを説明するのは相手に情報を伝えたり、その後の行動につなげて欲しいからですよね?
例えば、相手に説明をして商品に興味を持ってもらったり、それこそ買ってもらったり。ただ、商品のいいところを10も20も並べても、おそらく相手の心には残りません。
なぜなら、人間が1度に覚えていられる情報は多くて2~3つまでだからです。
相手に何かを伝えたい、行動につなげて欲しいなら、伝える内容は「一言」に絞りましょう。さらに、会話中でその一言を3度以上繰り返すと、相手の頭に残りやすくなります。
内容を覚えていれば相手は「分かりやすい説明だった」と、知的だったと感じてくれます。
まとめ
家庭に仕事にと大忙しな沖縄県の女性にとって、夫や同僚と上手にコミュニケーションを図ることは欠かせません。そのためにも自分の考えを正確に相手に伝えられるかが重要です。
相手から知的に見られる話し方のコツは3つあります。
1.背筋を伸ばして肩を開いた姿勢
2.専門用語は分かりやすい例えに
3.伝えたい内容は一言にまとめる
今回紹介した以外にも、知的に見え、分かりやすい話し方のコツはまだまだありますが、誰でも簡単に今すぐ実践できるのはこの3つ。話し下手な人はぜひ試してみてください。
余談ですが、人間は視覚にかなり頼っている生き物なので、重要な内容を伝えたいときはできるだけシンプルな服装の方が、相手も話の内容に集中しやすいのでおすすめです。