生後2ヶ月頃から始まる、予防接種ラッシュ。意思表示ができるようになる1才くらいになると、注射を嫌がる子ども増えてきます。
「毎回病院に連れて行くのが大変」「大泣きされて疲れた」そんな風に感じてはいませんか?
今回は子どもが注射を嫌がるときにできることをご紹介します。次回の予防接種の時に試してみてくださいね。
事前に注射をすること話しておこう
予防接種があるときは、前もって子どもに話しておきましょう。
してはいけないのは「遊びに行くよ」「買い物に行くよ」と、騙して病院に連れて行ってしまうこと。
これをしてしまうと、子どもは驚き、パニックになってしまいます。ますます注射が苦手になってしまう可能性もあるため、騒がれるのが嫌、泣かれるのが嫌、という大人側の理由で、突然病院に注射をしに行くようなことは避けましょう。注射だけでなく、病院自体が嫌いになってしまう可能性も十分にありますので要注意です。
隠すのではなく、カレンダーに印をつけ、予防接種の日が近づいたら「あと〇日だね、頑張ろうね。」と声をかけてあげましょう。ゆっくりと心の準備をしていってくれるはずです。
当日までは、おままごとやお医者さんごっこをしながら、注射の予行練習などをしておくと◎。例えば、ママがお医者さんで「はーい、○○ちゃん、お腕を出してくださーい。」と、遊びながら実際に「アルコール消毒→注射→絆創膏を貼る」という一連の流れをすると良い練習になります。
もちろん、子どもに注射をしてもらう、という逆パターンもあり。親子で楽しみながらやってみてください。
なぜ注射が必要なのか説明してあげよう
子ども側からしてみると、なぜ病院に行って痛い思いをしなければいけないのかが、わかりません。どうして予防接種が必要なのか、予防接種をしないとどうなるのか、子どもにわかる言葉で説明してあげましょう。
100%正確である必要はありません。例えばこんな感じ。
「注射をしないと、バイキンさんがたくさん入ってきて病気になっちゃうんだよ。病気になったらお熱も出て、お外でブランコもできないよ。でも注射をしたら、体の中にバイキンさんをやっつけてくれるんだよ~。」
なぜ注射をする必要があるか、ママの言葉で説明してあげてください。子どもなりに納得してくれるはずです。
嘘やごまかしはNG! 子どもとしっかり向き合おう
注射を嫌がる子どもを見ていると、親としてはつい「大丈夫、痛くないよ。」と言いたくなってしまいますが、本当のことを言ってあげましょう。
例えば、「ちょっとチクってするけど、すぐ終わるよ。」など、痛みが少しあることを柔らかく伝えてあげると、実際に注射をしたときの驚きやショックは和らぐはずです。
少しでも子どもに安心してもらうため、予防接種を受ける当日の流れを説明してあげてもいいですね。「お名前が呼ばれる前に腕をまくっておくよ」「お名前が呼ばれたら、腕を出して先生にチクってしてもらうよ」など、段取りを説明してあげると、次に何が起きるのかがわかり、少し心が落ち着きます。
そして、痛かったら泣いても良いことを伝えてあげてください。
つい「泣いちゃダメ」と言ってしまうかもしれませんが「泣いてはいけない」というのは子どもにとって大きなプレッシャー。子どもが「泣いてもいいんだ」と思えることで気持ちも楽になり、逆に泣かずに済むかもしれません。
まとめ
子どもが注射を嫌がるときの対処方法をご紹介しました。子どもとはまっすぐ向き合い、誤魔化すことなく接してあげてください。
そして、注射が終わったら、しっかり褒めてあげてくださいね。次への自信になるはずです。
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