着替える子ども

【なんで?】服を着ないで、裸で走り回る子どもの心理と対処方法

DATE - 2020.4.21
CATEGORY - 妊娠・子育て・家族
WRITER - ryukyu writers

子どもが服を着てくれなくて困ったことは、1度や2度ではないのではないでしょうか?

朝の忙しいときや、お風呂上りに、着替えずに裸で走り回る子ども。。。一体どのような心理なのでしょう。子どもの気持ちと対処方法をご紹介します。

お風呂上りに裸で走り回る理由とは

お風呂から出て子どもの体を拭いていると、水しぶきをあげながら走り始めることがあります。追いかければ追いかけるほど逃げる…(笑)。やっとのことで体を拭き終わってもなかなかパジャマを着てくれない、なぜか裸で遊び始める、絵本を読み始める、そんな経験もあるのではないでしょうか?

お風呂に入るとテンションが上がってしまう子どもが多いようです。それにはこんな理由があります。

自律神経には活動時に活発になる「交感神経」と、休息時に活発になる「副交感神経」があります。

お風呂に入ると交感神経が刺激され、体温が上がってきます。そのうちだんだんと、副交感神経が優位になってきてリラックスしてきますが、お風呂から出た直後は、まだまだ「交感神経」が優位で脳が覚醒している状態です。

例えば、「獲物を追いかける」「外敵と戦う」という活動モードの時には「交感神経」が活発になります。つまり、脳や体が動いている時ですね。お風呂上りにはこの神経が活発になっているのです。

お風呂上りに裸で走り回る子どもの脳は、「獲物を追いかける」「外敵と戦う」モードなのです。そう考えると、子どもの気持ちが少しわかったような気になりませんか?

笑って裸で逃げ回る場合の対処方法

笑って逃げ回る場合、脳が興奮して、遊びたくて仕方がない状態です。この時、一緒になって遊んでしまったり、楽しそうに追いかけしまったりすると、どんどんエスカレートしていってしまいます。

対処法としては、「関わらない」ことが一番です。感情的ならず、冷静に対応しましょう。

朝の着替えの時も笑いながら走り回って服を着てくれないことがあるでしょう。そんな時も、冷静になるのが一番。追いかけると「逃げる→ママ追いかける→逃げる→ママ追いかける」という遊びが出来上がってしまい、エンドレスになってしまいます。

ですが、そのまま関わらずにいると、ずっと服を着てくれない可能性もありますよね。時間が限られ、服を着てもらわないと困るようなときは、着替えを遊びにしてしまうというのもひとつの方法。

例えば、「わんわんのシャツが着てほしいって言ってるよ~。」「今日の緑のズボンはお似合いですね~」と言いながら、遊びにすり替えていってしまうという手もあります。

走り回るのは、興奮して遊びたい気持ちの表れなので、遊びたい気持ちを利用しながら着替えに誘導できれば◎です。

大泣きして嫌がる場合の対処方法

お風呂上りに大泣きして着替えられない場合は、疲れて眠くなってしまっているということが考えられます。そんな時はママに甘えていたいので、優しく抱っこしてあげてください。

お風呂に入っている間に、「交感神経」よりも「副交感神経」が優位になり、脳がリラックスモードに入っています。着替えも手伝いながら、ゆっくり済ませてあげましょう。

朝の着替えの時に大泣きしてしまうのは、また少し原因が違います。

例えば「その服を着たくない」「タグがあたるから嫌」「首がきついから嫌」など、服に原因がありそうなときは、子どもに服を選んでもらうようにすると良いでしょう。

まとめ

なかなか服を着てくれない子どもの対処法についてご紹介しました。特にお風呂上りは興奮していることが多いため、走り回ったり服を着なかったり大変かもしれません。

忙しいときだとイライラしてしまうかもしれませんが、他の遊びにすり替えたりしてみると、すんなり着替えてくれたりします。ぜひ試してみてくださいね。

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