子どもにいうことを利かせるためについつい強い口調になってしまって、あとから反省したという体験はないでしょうか?
教育やしつけのために怒ることも必要ですが、またそれが子どもの気持ちを傷つけてしまうことも…そんな狭間で悩んでいるママも多いかもしれませんね。今回はわが子への脅し文句になってしまっている「退路を断つような言葉」を紹介します。
退路を断つような言葉
退路を断つような言葉とは、実際にそれを実行すると「子どもの生存権をはく奪する」ような内容のものを指します。子どもがわがままを言ったり、言うことを聞かなかったりしても、親の保護のもとでないと生きていくことができません。
子どもにとってママの存在は絶対ですので、その信頼感を脅かすような言葉は脅し文句となってしまいます。退路を断つような言葉を使うと、子どもは深く傷ついてしまいます。
退路を断つような言葉の例
それではどんな言葉が退路を断つような言葉となるのが例を5つ挙げてみましょう。
「そんなに言うこと聞かなかったらもうママの子じゃない、家から出ていきなさい」
「もうママ知らない、ご飯も作ってあげない」
「もうここに置いていく、ひとりで帰りなさい」
「こんな子生まなければよかった」
これでは子どもは泣いて謝るしかできません。
大人の世界に置きかえてみると
子どもに対して、退路を断つような言葉を普通に使っているママって結構多いんです。
これは大人に置き換えてみると、上司が部下に「もうお前は今すぐ首だ、会社から出ていけ」とか「今月の給料なし」とか「お前なんか死んでしまえ」を連発しているような感じとなってしまいます。
こんな言葉を浴びせられたら地獄に落とされたような気分になりますよね。当然大人の世界では、ブラック企業・パワハラやと言われてしまうような言葉です。
それを意外と簡単に子どもに浴びせているということに、気が付かなければいけません。
なぜこんな言葉を言ってしまうのか?
それはママが楽をしたいからです。
すぐに言うことを聞かせたいから、最上級の脅し文句で相手を恐怖に落とし込めて自分の言いなりにさせたいのです。子どもと向き合って、なぜそれがダメなのかとか、どうするべきだとか話し合うのがめんどくさいと思っていませんか?
意識を持つことが大切
大人の世界でもようやくパワハラ、セクハラの意識を持つことでこういった脅し文句を言わなくなる社会へと変化してきています。心がけ次第で変えられることを知らなくてはいけません。ママもちょっと我が子にパワハラしてないか振り返ってみないといけませんね。
つい誰も注意してくれないので退路を断つような言葉を使ってしまうこともあるかもしれません。でもその言葉に子どもが反応しているとすれば、その脅しは効いているということにもなります。
脅しが効くということは、子どもは本当に恐怖を感じているわけです。その心を癒してあげられるのも誰でもないママなのですよ。
お気に入り