「親がほっといても子どもは育つ」なんて言われることもありますが、大きくなるのは体だけ。「心が育つ」ということを考えるとそうはいきません。
心はたくさんの愛情やおしゃべり、いろんなことを感じたり、考えたりした上で育っていくものだからです。そんな心が育つ子育ての方法をアドバイスします。
おしゃべりの中身は深く掘り下げて
おしゃべりは子育てには大事なことです。子どもが考えていることが色々とわかるだけでなく、どんなことが起こったのかも理解することができます。
でも、ただ、表面的なことばかりたくさん話していても心は育ちません。大事なのは深く掘り下げることです。例えば、「今日〇〇ちゃんと遊びに行ったでしょう?」「うん。」「楽しかった?」「楽しかったよ。」これだけではただの報告、確認。
大事なのは、どういうことをしたのか、それがどう楽しいと感じたのかというころです。深く掘り下げて会話することで、どう感じたのか、どう思ったのかというところをおしゃべりしましょう。
豊かな言葉を使うようにする
「ごはん食べた?」「勉強した?」のような言葉は日常よく使いがちですが、これも報告や確認でしかありません。
それよりも、「土手にたくさんの桜が咲いているよ。春がもうやってきたんだね。」「スーパーにハマグリが売っていたよ。春らしくなってきたね。」というように、あえて言わなくても困らないような言葉を豊かに使うことが、子どもの心を育てるコツでもあります。ママがこんな言葉を使うと子どもも真似をして使うからです。
子どもが真似をするようになれば、桜が咲いたとか、スーパーにハマグリが売っていたということに自然と気づくようになり、豊かな心が育っていきます。
まとめ
ママとおしゃべりをすることなく、テレビばかり見ていると一方方向の言葉しかないので心が育っていきません。
心が豊かに育てばその後の人生は豊かなものになります。物事の機微を感じて、ちょっとしたことにも感動したり、幸せを感じられたりできるようになれば、お金で買えない贅沢な人生を得れることでしょう。