こんにちは。沖縄でとれる夜光貝でジュエリーブランドを制作しているTo-mas(トーマス)です。第10回目は1月生まれの誕生石「ガーネット」についてです♩
1月の誕生石『ガーネット』
和名「柘榴石(ざくろ)」
ガーネットは天然のままで美しい赤色と、12面体や24面体の球状に近い結晶を持つ、もっとも古い時代からの宝石として使われてきました。
ガーネットの名はラテン語の「granum(種子、殻粒)」から派生したgranatum(多くの種子をもったもの=柘榴)から来ています。柘榴石とも呼ばれ、深紅のガーネットはルビーと混同されることもありました。
ガーネットは、旧約聖書にも登場するほど古くから人々に親しまれてきた宝石です。ユダヤ人の伝説によると、ガーネットは、四十日四十夜続いた大洪水の中『ノアの方舟』で灯火の役目を果たし、暗闇に明かりをもたらしたと言われています。
また、ガーネットの持つ深紅の輝きは血を連想し、ガーネットを持っていると傷を受けないと信じられており、中世ヨーロッパでは、お守りとして戦地に向かう兵士が身に着けたり、貞節や絆の証として恋人に渡したりしていたそうです。
ガーネットはアリが集める宝石?
アリゾナ州のナバホ族居住区。ここにはアントヒル(蟻塚)ガーネットと呼ばれる面白い名前のガーネットが存在します。
風化した岩と砂が延々と広がるこの地域のアリは蟻塚をつくります。アリたちは地中を掘り進み、土を地上に運んで巣を作りますが、このときに邪魔になった地中のガーネットを巣の入り口に捨てます。
当然、アリが運べるサイズなので豆粒より小さなものですが、これがアントヒルガーネットとして売られているのです。
ガーネットの特徴
ガーネットは赤色の他にも、黄、オレンジ、緑、紫など多様な色があり、とても華やかな石です。 艶やかなワインレッドのような輝きから、桜のような儚く淡いピンクまで、豊富な色の中からシーンに合わせて自分に合ったジュエリーを選べる楽しさがガーネットの魅力といえるでしょう。
ガーネットの宝石言葉は「真実」「情熱」「友愛」「繁栄」「実り」
多くの意味を持つガーネット。そして、ガーネットの原石は、実ったザクロの種子に似ていることから、“実り”を象徴する宝石とされています。
「目標に向かってコツコツと積み重ねてきた努力を実らせる」という意味で、ガーネットは努力の実現をサポートしてくれるのです。
一途な想いを持って頑張る人たちに、希望や勇気を与えるガーネット。あなたが夢や目標に向かってまっすぐ努力しているとき、きっと味方となって、栄光や成功に導いてくれる力を与えてくれることでしょう。
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