こんにちは。沖縄でとれる夜光貝でジュエリーブランドを制作しているTo-mas(トーマス)です。第8回目は11月生まれの誕生石「トパーズ」についてです♩
様々なカラーバリエーションが楽しめる11月の誕生石「トパーズ」。トパーズは和名で「黄玉」と呼ばれています。
その名前から、“トパーズといえば黄金色に輝く美しいカラー” のものを想像される方も多いと思いますが、“澄んだ空のようなクリアなブルー” のトパーズも、最近ではとても人気な宝石です。
トパーズの由来は「幻の島」!?
トパーズの歴史はとても古く、紀元前から紅海に浮かぶ島「トパジオス島」という島で採掘されていました。そのことから、島の名前にちなんで「トパーズ」という名前になったそう。
この島は、周囲に霧が立ち込めていて、船乗りが簡単にはたどりつくことができなかったために「幻の島」とされていました。
そのため、ギリシャ語で「探し求める」という意味を持つ「トパジオス」という言葉が、島の名前としてつけられたそうです。漫画ワンピースのような、そんな時代かなあ?と浪漫を感じますねぇ。
トパーズの歴史
トパーズには、ほかの宝石にはない面白い歴史があります。
それは「8月の誕生石(ペリドット)と名前が逆転していた!」という逸話です。
トパーズの名前の由来がトパジオス島でよく採れたからとお伝えしましたが、この島で採れていた宝石は「実はペリドットだったのでは?」とも言われています。とんだ勘違い!!と思ってしまいますが、昔はきっと色くらいでしか宝石の種類が判断できなかったのかなあ?
トパジオス島は、現在のセント・ジョンズ島であると考えられていますが、この島からは「ペリドットが採掘されても、トパーズが発見されたことはない」からなのだそうです。
なんだかマヌケなような、面白い話ですね。
豊富なカラーバリエーション
トパーズは、光や熱の影響で “簡単に色が変化する” 宝石のひとつ。だからこそ、色んなカラーを楽しむことができる宝石として用いられています。
例えば、ブルートパーズの場合、無色のトパーズを放射線で照射したあと、加熱処理によって濃い青色へと変色させていくことで色を出していきます。天然で青色を放つトパーズもあるのですが、その場合、色合いはとても薄いものが多いのが一般的。
綺麗な色のトパーズを楽しむには、「人工的な処理」が必要になる訳です。
また、シェリーカラーと呼ばれる黄褐色から橙褐色のトパーズや、ピンクトパーズ、グリーントパーズや無色透明のカラーレストパーズなど様々な色があります。
技術の進歩で様々な色の宝石が楽しめるようになったんですね。
トパーズの宝石言葉「誠実」「友情」「潔白」「洞察力を高める」
怯みや、おびえなど、ネガティブな感情から解放してくれるパワーがあると言われています。それは、古くから「太陽の石」「光の石」として珍重されてきたからでしょう。
怯えを払拭できることで「直観力」と「洞察力」を高めると言われているため、明確な目標を持って夢に向かう人にはベストマッチな宝石。
トパーズが、未来への道を照らしてくれる大きな力をくれるかもしれません。
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