こんにちは、新米パパライターの堀本です。
こうして育児記事を書かせてもらうと、周りから「イクメンですね」と褒められることが多々あります。嬉しい限りではありますが、ママの頑張りと比べるとまだまだ…。
在宅作業の私でさえそうなのですから、日頃から外で働いているパパたちはさらに家事・育児に参加しづらい環境にあるはず。そこで、今回は私の経験を踏まえつつ、パパでも挑戦しやすい家事・育児をご紹介します。
パパの育児参加はまだまだ足りない!
内閣府の発表によると、男性の「育児休暇取得率」は2007年で1.56%、およそ10年後の2016年は5.14%という結果が。正直なところ、調べてみて男性の取得率の低さに愕然としました。
しかし、同調査では同時に「育児休暇を取得しない理由」も集計していて、以下のような意見が全体の8割を占めていました。
1位:職場が人手不足で忙しい…27.8%
2位:職場で制度の整備が不十分…27.5%
3位:職場が取得できる雰囲気じゃない…25.4%
そもそも、男性が育児休暇を取得しづらい社会であることは確か。「男性も育児休暇を取得して!」と指摘する前に、まずは取得しやすい環境作りが求められていますよね。
ママはパパに何を求めているのだろう?
男性は育児休暇が取得しづらい環境にいるものの、育児に「待った!」はありません。将来の環境に期待する前に、今の家庭に目を向ける必要があります。
このように偉そうなことを言っていますが、私自身もパパとして家事・育児はまだまだ不十分です。とくに家事に関しては、ママに頼りっきりな部分もあり頭が上がりません。
そこで、ママがパパに求めるものについて調査したところ、あるランキングを発見しました。
1位:子どもの遊び相手…31.2%
2位:子どものお風呂…26.2%
3位:預け先までの送り…21%
上記のランキングは「パパにやってほしい家事・育児」に関するもの。多くのママは、パパに対してそれほど細かな部分を求めていないことが分かりました。
例えば、休みの日に子どもを公園に連れて行ったり、早めに帰ってこれたらお風呂に入れたり。朝の出勤前に子どもを保育園、幼稚園に送ったりでなどです。
ママはパパが仕事で頑張っているのを理解してくれているように感じます。しかし、最近はパパと同じように働いているママも多いだけに、ママに任せっきりなのは問題です。
パパが挑戦しやすい家事・育児3選
仕事に家事、育児…と、パパ以上に忙しいママも多いはず。
ただ、ママに分かってもらいたいのは、パパの多くは複数の作業を同時にすること(マルチタスク)が苦手です。
私自身も仕事のときはそれしか集中できませんし、料理に洗濯と複数の作業が重なるとあたふたしてしまいます。パパには少しずつ挑戦してもらうのが◎。
そこで、私が実際に経験した家事・育児からパパが挑戦しやすいものをまとめてみました。
子どもとのお風呂
休日の掃除
たまの絵本読み
子どもとのお風呂は、意外と体力が必要なのでパパに向いている育児のひとつ。さらに、小さな頃から一緒に入ることで子どもとの絆をつくる、かけがえのない時間になります。
また、休日限定ですがパパに掃除を任せるのも◎。男性は凝り性な方が多いので、ママでは手の届きにくいところまで綺麗にしてくれるでしょう。
そして、普段あまり家にいないパパにおすすめなのが絵本読み。脳科学的にパパの読み聞かせは子どもの期待感を高め、想像力や言語能力の発達に良いとされています。
まとめ
共働きであれば、家事・育児はパパも共有すべきこと。ただ、これまであまり参加してこなかったパパに、いきなりあれもこれもと任せてしまうとパンクします。
まずはお風呂や掃除、絵本読みなど、ひとつずつできることから任せてみましょう。そして、少しずつパパの割合を増やしていけば、自ずとママの負担を減らせるはずです。
ぜひ、この記事をきっかけにパパと家事・育児について話し合ってみてくださいね。
参考:「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」の取組について
参考:共働き夫婦の家事・育児分担についてのアンケート調査