こんにちは、ryukyuライターのちゃんかれです。
きっと情報収集が得意で知的好奇心が高いryukyu読者のママさんたちは、北欧の美しい国「ノルウェー」が「ママに優しい国」というのをご存知なのではないでしょうか?
今回は、どうしてノルウェーがジェンダー・ギャップ指数世界第2位なのかお伝えしていきたいと思います。
子育ての環境がいい、ママに優しい国というワードだけで、つい移住したくなってしまうノルウェー。待機児童が2万人を突破した日本ですが、北欧ノルウェーから習うことが出来るのでしょうか。
ジェンダー・ギャップ指数世界2位って?
毎年、世界経済フォーラムという団体が「ジェンダー・ギャップ指数」というランキングを世界に対して発表しています。
ジェンダー・ギャップとは、各国における「男女格差の指数」で、順位が高ければ高いほど男女格差がありません。2018年のランキングでは、北欧ノルウェーは2位、日本はまさかの110位でした。
149か国の中で、日本の男女格差の地位は先進国とは思えない順位。もはや日本は先進国ではないのかもしれません。
「産めよ育てよ」と、スクラップビルディングで復興した日本は、モノの豊かさで言えば先進国かもしれませんが、ココロの豊かさ・ママの幸せ度は圧倒的に発展途上国。
しかも「お母さんにやさしい国ランキング」でも、ノルウェーは世界2位。日本は32位でした。
ノルウェーは何故ジェンダー・ギャップがないのか?
北欧ノルウェーには、「上場企業は取締役会のメンバーの40%以上を女性にすること」が企業に義務付けられています。ここからも、女性が社会の中でも重要な役割に参画する政策がとられているのがわかりますね。
さらに「有給で年5週間を取る権利。60歳以上は1週間がプラス」されるとのこと。
有給が年間5週間なら、35日間。1ヶ月以上お休みが取れることになり、これだけ夫婦で休みが取れるなら、家事や育児を分担しやすいのは納得です。
女性の社会への参画が広まったのは、60年~70年代。女性の権利や解放を求める社会運動が世界的に起こった際に、ノルウェーでも家庭内での平等を訴えて女性たちが戦ったという背景があるそうです。
待機児童ゼロ!?びっくりな保育園事情
ノルウェーには、保育園と幼稚園の違いはなく『barnehage』という施設に自分たちの子どもを預けることができるそう。それ以上預けたい場合は『SFO』と呼ばれる学童保育に、引き続き保育してもらえるそうです。
待機児童はおらず、働いていない親は珍しいというのも驚き。
ジェンダー・ギャップがないということは、女性も男性と同じくフルタイムで働く方が圧倒的に多いということですね。さらに、ノルウェーの帰宅ラッシュは15時半なんだとか…!早い!!!
それなのにも関わらず、国民ひとりあたりのGDPが毎年世界5位にランクインしていることから、モノだけでなくココロも豊かなのが想像できます。
日本でも待機児童含め、女性の社会進出が進む様に何か自分で出来ることを見つけていけたらいいな、と切に思います。モノで豊かになった日本。ココロやママが豊かになれる未来を、私たちの手で作っていきましょう。
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