保育ママ

なりたい人のために、5分でわかる「保育ママ」

DATE - 2020.7.27
CATEGORY - ママのお仕事術
WRITER - ちゃんかれ

こんにちは、ryukyuライターのちゃんかれです。

沖縄にお住いのママさん方は、「保育ママ」ってご存知でしょうか?

待機児童の解消を目的とした、子どもの預け入れ先のひとつに「保育ママ」があり、保育園と同じように保育士の活躍場所としても広がりつつあります。

ただ、この制度自体最近始まったばかりなので、デメリットメリット含めご紹介できればと思います。

今回は、「保育ママになりたいママ」さんにフォーカスして、具体的にどうやったらなれる、どうやったらお仕事と育児を両立できるかお伝えしてきます。

保育ママって何?

保育ママとは「最も規模が小さい保育園のような託児所」で、家庭福祉員とも呼ばれます。

規定があり、1人の保育ママが預かるお子様の人数は、3歳未満児およそ3人までで、一緒に働く保育者・保育ママなどがいる場合は最大5人まで預かることができます。

もともと、保育ママ制度は、2010年の児童福祉法改定により「家庭的保育事業」として始まったもので、全国で行っているわけではなく、自治体によって様々。沖縄では、3カ所県内に保育ママをされている場所があります。調べたところ与那原町に「きらら」という2015年から活動している家庭的保育園があるそうです。

どこで預かるの?

主に自宅を保育園の代わりのようにして預かるのが主流。保育ママは自治体の認定を受けている方のみで、家庭福祉員、家庭的保育者とも呼ばれています。

ベビーシッターと違う点は、ベビーシッターは家庭に出向いてお子さまを保護するのが仕事なのに対し、保育ママは自分の自宅でお子さまを出迎えるというところです。

保育ママのメリット・デメリット

【メリット】

・自宅で行うため、家庭的な環境で丁寧な保育ができる
・通勤する必要がなくなる
・自治体の補助金などのサポートを受けられる(具体的には保育児童1人に対して平均して月に7万円から8.5万円が運営補助として充てられるそうです。)

【デメリット】

・働き始めるまでが手続きが多く、大変
・認可制度のため責任が大きい
・保育ママが体調不良の時の対応が困る

保育ママになるには?

では、実際になりたい方はどうすればいいのでしょうか?

自治体によって規定が違うのでご自身の地区の行政に問い合わせてみてください。今回は「うるま市」の規定を一例としてご紹介いたします。

(1) 専従及び常勤であること。

(2) 認可保育所又は認定こども園(以下「保育施設」という。)において3年以上勤務し保育士資格を有する者又は「認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付について」に基づく認可外保育施設の基準を満たす証明書の交付を5年以上受けている施設において、5年以上の勤務経験を有する者であること

(3) 保育士資格を有し、保育施設において、通算5年以上又は同一保育施設で連続して3年以上勤務した者であること。

⑴と⑵をクリアする「管理者」がいないと開業できないようですが、もし管理者が保育資格を持っていなかった場合は、⑴と⑶を満たす「保育管理者」を用意すれば申請できるようです。

このように、手続きは大変ですが、十分なメリットがある保育ママ。

待機児童は全国2万人以上(2018年時点)で、沖縄県だけでも2018年時点では3275人のお子様が待機児童として保育園に入れないという状況です。

このような問題解決には、保育ママがこれからますます必要になってくるのではないでしょうか。

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ちゃんかれ
新卒フリーランスのデザイナー。執筆の他にも撮影や英語翻訳等も得意でマルチにお仕事をしています。趣味はNetflixとお花の世話。SNS運用が今一番したいお仕事です。info@chankare.com
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