お絵かきをする子ども

習いごとはどう選ぶ?本人のやる気?それとも親の勧め?

DATE - 2019.10.26
CATEGORY - 妊娠・子育て・家族
WRITER - 堀本一徳

沖縄県のパパさん、ママさん、こんにちは。元児童相談所、学童保育所の職員で、現在は1児父で、娘の成長を日々噛み締めているパパライターの堀本です。

私の娘はそろそろ1才になるところなので「まだ早いかな?」と思うのですが、3〜4才をすぎると少しずつ増えてくるのが「習いごと」。小学生になると半数以上が何らかの習い事をしているというデータもあるほどです。

そこで気になったのが「子どもの習いごとをどう選ぶのがいいのか?」

もちろん、子どものやる気と習いごとの相性、親の「こうなって欲しい!」という想いがぴったりはまるのが1番ですが、そう上手くはいきません。毎月の月謝や習いごとのために購入しなければいけないものがあるだけに、何を習わせるかは悩みどころです。

そこで、今回は子どもの習いごとをどう選ぶのがいいのか考えてみました。

<記事の内容はこんな感じ>
1.子どもの習いごとランキング!
2.やる気の源は「友だちがいるから」かも
3.親が勧めは“押し付け”になっていることも?
4.まとめ

1.子どもの習いごと事ランキング!

子どもの習いごとについて調査したアンケートによると、12才以下の習いごとの有無は以下の結果になりました。

0才……6%
1才……16%
2才……28%
3才……42%
4才……51%
5才……77%
6才……64%
7才……66%
8才……84%
9才……75%
10才……68%
11才……73%
12才……67%

アンケートを集計した地域、数によってこの結果は変わってくると思いますが、それでも小学生になる頃には6〜7割が習いごとをしていると言えます。小学校入学前の、5才で77%というのも驚きの数値です。

また、同アンケートで何の習いごとに通わせているのかも調査したところ、以下のような結果になりました。

1位:水泳……35%
2位:ピアノ……29%
3位:英語……23%
4位:塾……21%
5位:体操……17%
6位:ダンス……10%
7位:書道……8%
7位:サッカー……8%
9位:算盤……7%
10位:武道……5%

※上記のアンケートは2017年のデータをもとに作成されています。

水泳は運動能力の向上に、ピアノは指先からの刺激が脳の発達にいいとされ、人気の習いごとです。英語も今のグローバル社会で生き抜く英語力を身につけられるとして、英会話に通わせている家庭は多くあります。

ちなみに、野球は6%でランキング外。元野球少年だった私からすると時代の流れを感じますね。。。

ただ、習いごとの有無、何を習わせるかは各家庭で異なるはずです。上記のアンケート結果はあくまで参考程度にしてくださいね。「1位だから水泳」みたいな選び方だけはしないことをおすすめします。

2.やる気の源は「友だちがいるから」かも

では「子どもの習いごとをどう選ぶのか?」ですが、よくあるのが「本人のやる気」を尊重するものです。

子どもが「水泳やってみたい!」と言ってきたときに習わせてあげる。本人がやる気になっているのですから、少なくとも親が無理やりやらせるよりかは頑張ってくれますし、好きなものの方が上達する可能性も高まります。

ただし、子どものやる気の源は「友だちと一緒だから」という感情が含まれていることも。

この場合、友だちがやめた途端に「やめる!」と言いだすこともしばしば。これを許していては、あれもこれもと色々な習いごとに手を出すことになってしまい、月謝や道具の用意も金銭的にも大変です。

もし子どもから「これやりたい!」と言ってきたときは、なぜやりたいのか、理由を聞いてみるのがいいでしょう。

3.親の勧めは“押し付け”になっていることも?

反対に、親が「これやってみたら?」と提案する形で、子どもの習いごとを決めることもあります。

むしろ子どもから言ってきて決まるのは少数派で、大抵は親の勧めによって決まるのではないでしょうか?習いごとの種類を子どもはあまり知りませんから、親が主体になるのも仕方がないのでしょう。

もちろん、親は子どものことを考えて習いごとを選ぶはずなので、そのことに問題はありません。むしろ、子どもにとっては知らなかった世界に触れるいい機会になり、親の勧めから思わぬ才能を発掘できることもあるでしょう。

しかし、子どもがあまり乗り気ではない場合、親の勧めが「押し付け」になってしまうこともあります。

子ども時代はとても短く貴重。それゆえ、習いごとを嫌々するのはもったいないです。親として子どもが何をやりたがっているのか、相性がいいのかをじっくり考えてから提案してあげてください。

ただ、どちらにしても最終的には子どもと相談して「本人のやる気」を第一に考えることが大切です。

4.まとめ

「子どもによりよい環境を」と思うのは、親として当然です。そのひとつとして習いごとはありますし、習わせたことで子どもの将来に大きく影響することも珍しくはありません。

結局のところ、習いごとを決めには「親子で相談して決める」のがベスト。

子どもが「これやりたい!」と言ってきたときには、なぜやりたいと思ったのかを。反対に、親から提案するときも、なぜ勧めるのかを説明して、子どもの意見を聞いてあげてください。

時間はかかっても、ひとつずつ相談しながら進めれば、子どもも興味を持って意欲的に取り組んでくれるはずです。

Loadingお気に入り
ryukyu’s WRITER
ライター写真・堀本一徳
ライター・カメラマン
堀本一徳
大学時代に教育学と総合情報を学び、小中高の教員免許を取得。児童相談所や学童保育所での勤務経験あり。現在はフリーライターとして教育やIT、旅行などについて執筆。WEBデザイナー・フリーカメラマンとしても活動中。また、単身で24カ国を旅行するほどの旅行好き。プライベートでは1児の父として奮闘中!
記事一覧
you may also like

RELATED POSTS