子どもがお年玉やお小遣いをもらうようになると、そろそろ銀行口座の開設も考える頃になるのではないでしょうか?
親の印鑑をそのまま使うという方法もありますが、将来のことを考えると印鑑は別々にしておいた方が◎。今回は子どもが銀行口座を開設する時に必要な銀行印を作るときの注意と選び方をご紹介します。
子どもの将来を考えて銀行印を作ろう
銀行印は基本的にどのような印鑑であっても登録することはできますが、お金を管理する大切な印鑑ですのでしっかりと選ぶ必要があります。
銀行印は「名字」「名前」「フルネーム」の3種類のうちどれかで作ることになりますが、実印と同じ「フルネーム」で作ることが一般的になっています。
「名字」だけで作成した場合は他の家族との区別がつきにくくなってしまうため、できれば「名字」だけの印鑑は避けたいところ。
「フルネーム」にしておけば、他の家族とも区別がつき便利なのですが、女の子の場合は結婚すると名字が変わるため、長期的にみると便利とはいえません。結婚する時に名字が変わると、旧姓の「フルネーム」や「名字」で登録していた印鑑はすべて登録しなおさなければならず、この一連の手続きはなかなか大変です。
もし、このような手続きを避けたいのであれば、「名前」のみで印鑑を作ることをおすすめします。そうすれば、名字が変わってもずっと一生使い続けることができます。
子どもの銀行印に適した書体やサイズ、素材
では次に、実際に印鑑を作るときの書体やサイズ、素材などを見ていきましょう。
<書体は偽造されにくいものを選ぼう>
銀行印は、セキュリティ面から、偽造されにくい書体を選ぶようにしましょう。例えば、篆書体や印相体は複雑で偽造されにくく、銀行印ではよく選ばれる書体です。
ただ、基本的にはオリジナルであればどのような印鑑でもOKですから、ある程度子どもが成長したら書体をと一緒にデザインするというのもいいですね。最近ではそのようなことができるお店も出てきています。自分でデザインしたものであれば、世界にたったひとつの印鑑。セキュリティ面でも文句なしです!
<印鑑のサイズは男女で違う!>
子どもの印鑑は大人になっても使うものですから、選ぶサイズは大人の印鑑と同じです。一般的なサイズはこの通りです。
男性:13.5㎜~15.0㎜
女性:12.0㎜~15.0㎜
このサイズでなければいけない、という決まりはありませんが、一般的な目安です。どちらかというと、男性13.5mm、女性12.0mmのコンパクトなサイズが人気になっています。
<子どもの銀行印に適した素材>
印鑑を選ぶときは、素材も大切になります。
例えば、「チタン」や「木材」、最近では開運効果も期待できるパワーストーンの印鑑なども。耐久性を重視したいのであれば「チタン」、価格を抑えたいなら「木材」がおすすめです。
チタンはサビに強く、とても丈夫な素材。子どもが大人になっても問題なく使える素材といって良いでしょう。一生ものの印鑑を作るのであれば、チタンがおすすめです。
木製は少し強度が劣りますが、価格的にリーズナブルであることや木目の風合いも素敵ですね。
その他には「こども印鑑」として売られているカラフルで模様入りのものやキャラクターデザインのものもあります。子どもが小さな時は喜ぶかもしれませんが、大人になって使うことを考えると、少し考えて親子で相談してみるのも◎です。
まとめ
子どもの口座開設で使う銀行印の選び方についてご紹介しました。男の子や女の子により、若干選び方やサイズも違っています。書体や素材なども豊富に選べますから、お子さんが長く使えるような素敵な銀行印が作れると良いですね。
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