「子ども食堂」というキーワードを耳にしたことはありませんか?聞いたことはあっても具体的にどんなものなのか知らないという人も多いことでしょう。今回は「子ども食堂」が何であるかを紹介するとともに、沖縄の「子ども食堂」の有無についてもお伝えします。
子ども食堂って?
最近は共働きの夫婦がほとんど。そのあおりを受けてか、学校から帰っても一人で夜ご飯を食べなくてはいけない子どもが増えています。そんな子どもたちが、ごはんを食べに来れる場所として誕生したのが「子ども食堂」です。
普通の食堂は子どもが一人で来ることを想定していないことも多く、受け入れ態勢も未熟なのが現状です。それに対して「子ども食堂」は子どもが利用することが前提となっているので、一人で気兼ねなく入ることができるようになっています。
子ども食堂の料金は?
「子ども食堂」は統一した組織やチェーン店ではないので、料金やサービスは各所でバラバラです。子どもたちが一人で夜ご飯を食べている現状を見かねて、ボランティアで開設された場合が多く、無料もしくは低価格で食事がいただけるようになっています。
貧困によって食事を得られない環境にある子どもたちを救済するような存在にもなっています。
子ども食堂の普及は?
コンビニの大手であるファミリーマートが「ファミマこども食堂」を全国に展開することとなって注目を集めています。
ファミリーマートの店舗スペースを活用したサービスでオリエンテーションと食事を楽しめるプログラムを提供。小学生以下の子供は100円で参加できるようになっています。
子ども食堂は沖縄にもあるの?
沖縄タイムスプラスでは、うるま市の「第三の居場所」や那覇市の「ゆんたく食堂」、北谷町の「おひさまカフェ」などの「子ども食堂」の記事が出ています。沖縄でも「子ども食堂」は着実に根付いていっているのです。
子どもたちを取り巻くいろいろな現状を見て、大人たちが自発的に立ち上がって行動を起こした結果が「子ども食堂」として実を結んでいます。実際にこういった活動で子どもたちが少しでも満たされるといいなと思います。
【参考記事】
うるま市の「第三の居場所」
那覇市の「ゆんたく食堂」
北谷町の「おひさまカフェ」