子どもができてからというもの、ただでさえ忙しい朝の支度がさらに忙しくなった!というママ、たくさんいると思います。
我が家は娘が1人なので、保育園の準備も朝ご飯も1人分の用事しかないはずなのに、それでもなんだかバタバタします。子どもの支度以外にも「今のうちに洗濯機回しておかなきゃ!」なんて用事もありますから、子どもだけに全て時間を割けないのが朝の慌ただしさを助長しているのかもしれません。
そして、毎朝なによりも時間がかかってしまうのが、子どもの髪の毛を結ぶ時間。他のママさんたちはどうでしょうか。
子どもの髪型おしゃれ時代…レベル高くない?
女の子はとってもおませさん!もちろん私の娘も例外なく、5才の年中さんだというのに、もう「アイドルの○○ちゃん」「○○お姉ちゃんの髪型にして〜」とおねだりしてきます。
それがただのポニーテールだったりすると「今朝は楽だ~!」とホッとするのですが、前髪はポンパドールで、サイドは編み込みで、それを後ろでひとつに結んで…なんて注文が入ると、ついウンザリしてしまうんです。
プロの美容師さんなら、ササっとアレンジをこなしてしまうんでしょうけれども、私はただのアラフォーママ(笑)。動画を参考にしたり、アイドルのプロフィールサイトを見たり、朝から大騒ぎなんです。
休みの日の朝で「今日は用事もお昼から」という日なら、難しいアレンジに挑戦して子どもと一緒に成功を喜ぶ余裕もあるのですが、何しろ平日の朝はバタバタ。
毎朝子どもの髪の毛を結ぶことが、けっこう気が重いなあと感じていました。
編み込み、ツインテール、子どもの髪型ってめんどうくさい!
私には小学校からの幼馴染で、女の子2人と男の子2人、合計4人の育児をしているママがいます。
男女のそれぞれの育て方の苦労をよく知っていますし、なにしろ同級生ですから話しやすい!先輩ママとして経験たっぷりの彼女に、よく質問したり愚痴を聞いてもらったりしています。
ある日、会話の流れで「朝の忙しい時間に、子どもに編み込みして~って言われるとため息が出ちゃう」と、愚痴をこぼしてしまったのですが、彼女は「ものすごく気持ちはわかるけど、女の子ってすぐに自分で髪の毛を結べるようになるから本当に今だけだよ」と何気なく答えてくれました。
この言葉、「この苦行はいつまで続くのか…」と思っていた私には、雷に打たれたような言葉でした。
「朝に髪の毛結んでって言われないと、すごく楽だけど今は寂しいよ。勝手だけどそれが本音なんだよね~」
と教えてくれました。
確かに勝手ですよね、忙しいとバタバタしている時期は「編み込みなんてめんどくさい!」と思っていても、いざ子どもが自分の手から離れて自らヘアアレンジをするようになると寂しい。でも、これがママの人間らしさも含めた、本音なんじゃないかなあとしみじみ思ってしまいました。
朝の支度にイライラするのも今だけの特権?
髪の毛を結ぶことも、お風呂やごはん、寝る時も、5才の娘は「ママがいい」と言ってくれます。それら全てを、めんどうくさいと思ったり、タイミングが悪くてイライラしたり、私の毎日はそんなことの繰り返しです。
子どもの成長はすごく嬉しい。でも、べったりしてくれないのもちょっと寂しい。
忙しい朝に髪の毛を結ぶのは正直めんどうくさい。でも、自分でできるようになっちゃうのも寂しい。
こうして文章にしてみると、我ながら本当に身勝手な話だなあ~と思います。笑
幼馴染は「子どもが小さい時のその何もかもがうまくいかない感じ、すごくわかるよ!」と言ってくれますが、同じくらい「今だけだから!」とも言ってくれました。
朝も子どもの髪型を「かわいいね!」と言えるように
子どもを産んでから365日、24時間全て子どもに捧げている感覚があります。その感覚、私だけじゃないはず。
でもそれと同時に、信じられないくらい「かわいい!」と思わせてくれる我が子は愛おしくてたまりません。毎朝、髪の毛を結ぶことに大騒ぎするのも、今だけ。明日は今日よりちょっとお姉さんになっているんですよね。1年後、2年後はさらにいろいろなことができるようになって、編み込みをマスターするのもあっという間かもしれません。
「今だけだから」と、いったん深呼吸して、明日の朝はちょっとだけ子どもの髪の毛を結ぶ時間を、あらためて心に刻んでみようかと思います。