ママと息子

沖縄でフリーランス。子どもの急な体調不良と私の働き方、母の葛藤

DATE - 2019.10.7
CATEGORY - ママの本音コラム
WRITER - Marina.

風邪気味のむすめを登園させた日。私は罪悪感で押しつぶされそうでした。あなたにもそんな経験、ありませんか?

熱が高めだったむすめを、迷いながらも登園させた私。その日は病院で鼻水と咳の薬をもらってから登園させるつもりでしたが、朝体温を測ると微熱が。時間が経つと下がるかな?と思いながら病院に連れて行くと、少し上がっていました。

私はフリーランスでライターを生業にしているので、基本的に在宅で仕事をしています。そのため、急なスケジュールの変更にも、割と柔軟に対応出来るのですが、その日は納期の案件があり、登園させて仕事に集中したい気持ちでした。

少し様子を見ようと思いつつ、登園時間にもタイムリミットがある。

時間とむすめの体調をヒヤヒヤしながら見守る時間は、焦燥感と罪悪感でなんとも居心地の悪いものでした。結局熱は下がり、本人も元気そうだったので、登園後の“呼び出し覚悟”で保育園へ連れて行きました。

幸いその日はお迎えの時間まで呼び出しされることもなく、本人も元気に1日を乗り切ってくれて、ひと安心したのを覚えています。

自分自身との葛藤

泣く赤ちゃん

登園できるか否か、その様子を見ている時間、私の頭の中は焦りでいっぱいでした。

「無理させたくない」「近くにいてあげたい」「でも、仕事がしたい」「納期は待ってくれない」「登園させたい」と、思考はめちゃくちゃ。

“なんのためにフリーランスになったの?”
“こんな時に対応出来るように、じゃないの?”

もうひとりの私が、耳元でそう囁いていたような感覚になりました。

フリーランスのメリットとデメリット

ママと子

確かに、柔軟に働けるのがフリーランスのメリットだと思います。ですが、フリーランスだからといって“仕事に責任がない”わけではありません。

オフィスワークのパートをしていた頃は、子どもの体調不良でお休みの連絡をするのが苦しくてしょうがく、仕方がないことだと自分自身で理解しながらも、申し訳なさで萎縮していました。

その点、フリーランスは休みを決めるのは自分自身なので、急なスケジュール変更があっても誰に申し訳なさを感じることもない。だけど、“組織の中の1人”とは違い、私が請け負った仕事を誰かに任せることは出来ません。

自分自身が責任を持って成し遂げなければいけない。
たとえ、子どもが病気になったとしても。

実際私は、次男が入院をしたときも、病室にPCを持ち込み付き添い入院をしながら原稿を書き上げました。むすめが手足口病で登園出来なかった1週間は、子ども達が寝たあと、夜中に必死で仕事しました。

「フリーランスってこういうことなんだ」と、身をもって実感しています。

自分に合った働き方を

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でも、私はフリーランスになったことを後悔してはいません。

私はこの仕事が好きだし、メンタルや体力的な面でも、会社に属してオフィスでお勤めするよりも向いていると思っています。

スケジュールを詰めすぎない、余裕を持って作業をする、クライアントや仕事仲間とのコミュニケーションを普段から積極的にとる…。これらを意識するだけでも、仕事や調整のしやすさは随分変わるような気がしています。

沖縄のお母さんたちは働き者。お勤めのお母さんも、フリーランスのお母さんも、経営者のお母さんも。

みんな様々な思いや葛藤の中でお仕事しています。

どちらが良い、悪いではなく、自分と家族に合った働き方をするのがいちばん。子どもに胸を張って、お母さんの働く姿を見せられるよう、私ももっと頑張らなきゃなと思います。

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ライター写真・マリナ
モデル・ライター
Marina.
ないちゃー顔ですが、沖縄生まれ沖縄育ちの純うちなーんちゅ♩年子兄弟と末っ子姫の3児の母です。趣味は長男の耳掃除、次男とのヒーローごっこ、むすめの匂いを嗅ぐこと。カフェ巡りと甘いものがだいすき♩ママ友も絶賛募集中です!
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