ママ友から「あなたって八方美人ね」というちょっと嫌〜なニュアンスの言葉をかけられたことはありませんか?
「あら、そう…」なんて軽い気持ちで受け流してしまうかもしれませんが、もしかしたらそのうちまわりの人から敬遠されていく始まりのサインなのかもしれません。
特にママ友の輪から外されるような事態になったら、ちょっと大変。変に誤解されて、勝手に疎遠にされてしまったら自分自身も悲しいですし、なにより、子どもに影響が出てしまったら最悪。
今回は八方美人に見られることのデメリットと脱却法を紹介します。自分自身の行動を改めて振り返ってみていただけたら幸いです。
八方美人に見られてしまうポイント
八方美人に見られてしまう人は、無意識のうちに誰に対してもいい顔をしがちです。
たとえばママ友グループでない人に対して積極的に挨拶を交わしたり、ついつい冗談話とかをしてグループそっちのけで話の花を咲かせたりしていませんか?「こんなことで!?!?」と思われてしまうかもしれませんが、誤解を招く行動のひとつ。
多くの人は知らず知らずのうちに仲間意識を大切にします。それがいいことかどうかは別として、仲間とそうでないものとを心のどこかで線引きをしてしまいます。ママ友を固定せず、いつもいろんなママと和気あいあいとしているとすれば、ママ友たちはもう自分たちの仲間じゃないと思ってしまうかも。
あなたがママ友たちとの絆が大事と思っていても、周りにたくさん話し相手がいれば、勝手に自分たちのグループを軽んじていると見られてしまうかも…。そうなれば、せっかくのママ友たちとの仲も不確かなものなりかねません。
八方美人に見られてしまうデメリット
イソップ寓話のひとつにこうもりの話があります。
この話の中でこうもりは、動物グループには自分は動物の仲間だと言い、鳥グループには自分は鳥の仲間だといい、どちらにも属して“いい顔”をしてしまいます。最終的にはどちらのグループからも信用を失い相手にされなくなるというオチがつくのですが、八方美人に見られてしまうとこれと似たようなデメリットを被ることになります。
ママ友たちが集まってする話の内容の多くは、「ここだけの話」となることが多いですよね。褒められたことではないのですが、グループ外の人の悪口や批評なども出てくることでしょう。
そういう話ができるのも、外の人に漏らさないという信用があるからこそ。しかし、八方美人に思われてしまうと、こうもりのように他のグループにつながっているのではないかという疑念を持たれて、グループの皆が気楽に本音を言い合うことが難しくなります。お互いに本音が言えなくないと結果的によそよそしくなってしまいますよね。
八方美人から脱却するには
自分が人から好かれる自信がなく、相手の顔色を窺ってなんとか気に入られようとする気持ちの裏返しや、子どもを守るため…という気持ちで、自分から過剰にアプローチしてしまうという八方美人のキャラを作っている人も多いことでしょう。
過剰な八方美人キャラは自分の首を絞めるような行為。どんな素敵な有名人にもアンチはいるものです。私たちがいくら頑張っても出会う人すべてに好かれるということは無理な話。あるがままを自分にも認めてあげましょう。
いかがでしたか?
平和主義者の人は八方美人キャラを知らないうちに演じているということもあります。でも演じているうちに知らず知らずのうちにストレスをためているということもあるので気を付けましょう。
八方美人のキャラをやめたら、どういう立ち位置でいればいいのかわからないという人は、聞き役に徹するように心がけるのもいいかもしれませんね。出しゃばらず一歩引いて人間関係を継続していくことも大事なのかもしれませんよ。