こんにちは!浦添市出身、2児の父、ライターのナガハマヒロキです。
沖縄本島から気軽に行ける離島「伊江島」。
昼は浜風を浴びながら海のレジャーを満喫!そして夜は、月明りや星空観察…早朝はビーチでゆっくり深呼吸…1泊してみるとわかる、刻々で味わえる素敵な魅力。
子どもは豊かな自然の中でアクティビティを楽しみ、親御さんたちは日頃フル稼働している身体を休める絶好の機会になること間違いなしです!
伊江島へのアクセス
修学旅行で伊江島に行く県内の小学校は多く、親しみを感じている人も多いのではないでしょうか。人口は約4,500人(伊江村HPより)。農業従事者が多く、サトウキビ・菊・島らっきょう・葉たばこの生産が盛んです。
伊江島は、那覇空港から沖縄本島北部の本部港まで車で約90分。そこからさらにフェリーに乗って西向けに30分ほど進んだ場所に位置しています。
西海岸リゾートや、やんばるの観光地に寄り道しながら向かうのも良いかも知れませんね!
最近、本部港は駐車場が整備されてさらに利便性が高まりました。
伊江島でレンタカーを借りるという方法もありますが、家族で行くならやはり自家用車ごと乗船するのがオススメ!4m以下のコンパクトカーなら往復で5990円です。
乗る便が決まっているなら、以下のサイトで事前予約をしておけば確実です。
【予約はこちらから】
出発時刻の30分前までに受付が必要です。小さい子どもがいると、トイレの急なグズ付きでロスは付きもの。船は待ってくれないので、気持ち早めの行動を心掛けましょう。
そのまま伊江島に移住しない限りは、先に往復券を買っておきましょうね。
乗船料は気軽に行けるお値段。5才以下は無料ですよー!
大人も子どもも船が好き!
今回、私たちの息子は初めての船。数日前から図鑑で船のページを開いて、ずっと楽しみにしている様子でした。
案の定、風を受けながらずっとキャッキャ!
船内には売店もあり、お菓子や軽食、伊江島のお土産まで販売しています。
100円からドリンクを販売しているので、テーブル席でカフェ感覚で過ごすとあっという間に到着です。
数に限りがありますが、休憩ができるスペースもあります。こちらはもう早いもの勝ち。
瀬底大橋を潜り抜ける瞬間はダイナミックでした!
出航から30分、中央のタッチューがシンボルの伊江島に到着です。
さっそくアクティビティを楽しもう!
コンパクトな島なのでフットワーク良く、いろんなアクティビティを楽しむことができます。今回は1泊2日の日程で、ここぞとばかりに家族で自然と遊び倒したいと思います!
《伊江島をサイクリング!》
伊江島の港側の地形は平坦でなだらか。外周道路は幅が広いので、海やサトウキビ畑を横目に見ながらサイクリングを楽しむことができます。
レンタサイクルで利用したのはTM.Planningさん。1時間400円、1泊借りても1000円です。
青に緑に花々に。これだけ晴れ渡っていても風が爽やかなので、汗もあまりかかず、意外とベタ付かなかったです。
途中、海に寄ったりして…この日のコンディションは抜群!泳いでいる魚が確認できるくらいの透明度でした。
景色が良かったのもそうですが、後ろに我が子を乗せて一生懸命に漕いでいる背中を見せつけられたのも、今後の人生にプラスになりそうで良かったです。
《島らっきょうを畑で》
伊江島は農業用水も整備されており、農業をする環境が非常に整っています。
中でも島らっきょうは島の特産物。土壌は赤土の「島尻マージ」。水はけがよく、柔らかい土で深植えできるため、一般的ならっきょうに比べて白い部分が大きいんです。
島らっきょうは、塩漬けにしても天ぷらにしても美味しいですよね~。伊江島を訪れた時期は、ちょうど島らっきょうの収穫期。知念さんのらっきょう畑で収穫の体験をさせてもらいました。
ふかふかな土壌とは言え、引っこ抜くのは2才にとって重労働。
最初は土が付いたら嫌がるなど、都会育ちのヤワなところを出していましたが、だんだんと慣れて来て、最後はこの表情でした。
《やっぱり釣りは外せない》
島の南西側にある西崎漁港が釣りスポット。いや他に挙げるのがキリがないほどあるのですが、ここはトイレもあるから家族連れにおすすめと島の人に教えてもらいました。
駐車場が漁場のすぐ近くであることと、日除け・雨除けがあったのも助かりました。漁港の湾に潮が流れ込んでくるため、ウミガメやサメが入って来ることもザラだそうです。
ここでは打ち込み(釣り糸を遠くまで投げる)をしなくても、垂らすだけで大丈夫。いくつか仕掛けて、引きが来るのを待つだけ。
すると…
来た来た!
さらに!
場所を変えて…
なんとイカまでゲットー!!!!
約1時間半くらいで、島釣りの醍醐味を味わえるほど釣れてしまいました!
息子にとって、生きている魚を間近で見るというのはなかなか無い経験。ちょっと怖かったようです。
日帰りでは見られない夕暮れの表情
サイクリングで風を浴び、土と戯れ、海で幸を釣り上げる。親子ともども自然をこれでもかと堪能できました。
伊江港から本部港への最終便は午後4時。
泊まりだから味わえる、まったりと過ごす夕方のチルタイムこそ伊江島の醍醐味です!
何もさえぎるものが無い場所で眺めるサンセット。聴こえて来るのは波の音だけ。子どもはもう寝ました。
夜は星空観察に出掛けよう!
日が沈んだら、地元の人から教えてもらったスポットで星空観察。
島のシンボルである城山(伊江島タッチュー)を港から捉えた裏側のエリアは、畑が広がっていて民家の灯りや街灯が全くありません。それだけ、星が輝きが強調されます。
時期によっては風が強い場合があるので羽織りものを持っていきましょう。旅先の風ほど悔しいものはありません。
うまく写真に残せなかったのが惜しい!!!ぜひご自身の目でみて、体感してほしいです。
夜は、はしゃごう!
伊江島はホテルは多くなく、民宿・民泊がメイン。
地元の人と交流したいのならば、島の食材で料理を出したり、観光案内もして頂ける民泊もおすすめです!
この日の宿は、港から車で約5分の「GreenBeach Ie island」。3部屋連結している和寝室とベッドルームがあり、かなり広いです。
海は歩いてすぐそば。
芝生の庭も大地主感を味わえるほど広く、サッカーもキャッチボールも余裕です。バーベキューセットもありました。
子ども用のおもちゃや絵本が充実していたのも、子連れには嬉しいポイントです。
友人家族と一緒に泊まるのにも最適ですね!
早朝から光合成
裏手は広い庭と畑と海があるだけなので、カーテン全開で迎えた朝はキャンプをしたかのような解放感でした。
宿から歩いて2分の海はほとんどプライベートビーチ。
朝食を食べるよりも先に海に。ただただボケーっとしに。海はやっぱ朝が良いかも。暑くないし。
家族連れにおすすめの伊江島グルメ
「エースバーガー」
創業40年以上の老舗で、伊江牛を使ったエースバーガー(500円)が人気のお店。
お店で挽いているというこだわりで、しっかりとした味わいと肉汁が「肉を食べている!」という気持ちにさせてくれます。
ハンバーグも人気ですが、ハンバーグステーキ(1200円)もパワー満点!
サラダ・スープ・大盛ライスが付いてこのお値段です。とにかく分厚いので、お母さん一人じゃ量が多いくらい。いやぁ~美味しかったなぁ。
「いーじまとぅんが」
伊江港を見下ろすことができる、島のレストラン。客席も多く、テーブル席から座敷席まで揃っています。
伊江島で戦前から栽培されて来た在来品種小麦「江島神力(エージマジンリキ)」を使った沖縄そばが名物。
胚芽が付いた状態で挽いているので、全粒粉が持つ香り高さと舌触りが特長です。
その他、刺身・天婦羅・麦飯などが入った「とぅんが定食」や、定番のAランチなどメニューの種類も豊富です。
帰る前に…ハイビスカス園に行こう!
本島に帰る前に寄りたいのが「ハイビスカス園」。
伊江島の花と言えばユリのイメージがありますが、なんと日本ハイビスカス協会の本拠地でもあるそう。
沖縄ではアカバナーとも呼ばれますが、赤以外にもたくさんのハイビスカスが並びます。
新種のものも多数展示され、その数はなんと1000種以上。おしべの花粉をめしべに受粉させることで多くのバリエーションのハイビスカスが生まれているんですね。
屋外は無料ですが、展示棟は入場料500円(中高生200円・小学生100円)。日本最大級のハイビスカス園です。
旅の記念にハイチーズ!
だいぶ満喫しました、伊江島。
日帰りで訪れるよりも、2倍どころが3倍は楽しめましたね。
県内での小旅行なので、県外・国外に比べるとそこまで予算も必要ないですし、車でまるっとドアtoドアで移動できるので、荷物の出し入れの手間もなく気軽に楽しめます。
今度の休みは、家族で伊江島へGO!