はいさーい(`ー´ゞ-☆お魚戦隊のカーズーです。
今日は、沖縄の食卓について。「昆布」についてお話しようと思います〜。
沖縄料理に欠かせない「くーぶいりちー」は、昆布の炒めもの。沖縄の食卓では、おじぃおばぁの時代から、なくてはならない食材のひとつです。
昆布も海の幸ですね〜。ボクたちが成長するのに、欠かせない食材!昆布の栄養素はそれはそれは素晴らしいものなんです!
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「ん?でも、あれ?」
頭のいいキミたちは、もしかしたら「あれ?昆布って沖縄で採れたっけ?」って思っていませんか?
そう。実は昆布、沖縄で採れないんです。
でも、日本全国の中で沖縄県の昆布の消費量はトップクラス。「沖縄で採れないのに、なんでだんだろう?」って、ちょっと不思議ですよね。
沖縄の昆布ブームは江戸時代から!?
沖縄で昆布が広く食べられるようになったのは、江戸時代からなんです。しかも、沖縄で食べていた昆布の収穫地は、なんと北海道産!まだまだ交通が不便だった江戸時代に、北海道の昆布が沖縄で食べられる…。ってなんだかすごい!
実はちょうど江戸時代の頃、北海道はどんどん開発されていた時期。釧路や根室の沿岸で採れる昆布が、お魚のニシンなどと一緒に『北前船』で出荷され、流通されるようになったんだとか。
北前船(きたまえぶね)
江戸〜明治時代に、日本海で活躍した海のスーパーマーケットのような船のことだよ。
江戸時代の頃、昆布は日本海通り大阪に運ばれて(天下の台所の時代かな?)、大阪を拠点に、東北や九州まで販路を広げていったそう。その先に、ここ沖縄があり、食卓に根付いたみたいです。
うちなー料理ひとつとっても、歴史の流れを知ると、また面白い!
カーズーは「昆布しょうゆ」がお好き
ちなみに、刺身に「しょうゆ」は必需品ですが、ボクらお魚屋さんがオススメするのは「昆布しょうゆ」。
甘口のしょうゆも、辛口のしょうゆも、ダシ醤油も美味しいけれど、お刺身には断然「昆布しょうゆ」!!!
お刺身は繊細な食べ物。しょうゆの味わいひとつで、結構お刺身の美味しさも変わるんですよ〜。サンエーなどのスーパーでも売ってるので、ぜひ試してみてください!
お好みの「しょうゆ」を探して、味わいを比べてみるのも面白いかもしれないですね!ボクが子どもの頃だったら、自由研究の題材は「しょうゆ味比べ」にすればよかった〜!