こんにちは。沖縄県在住の映画&音楽ライター石川尚彦です。ryukyuでは、沖縄県を題材にした、本や映画を紹介しています。
かつての沖縄の人々はどのようにして季節の変化を過ごしたんだろうか?と考える今日この頃。沖縄の夏もいよいよ本格的になってきました。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回は、散歩の途中、古本屋の本棚で偶然みつけた「おねんねさんぽ」をご紹介します。琉球イラストレーション絵本と謳われた、作者の与儀勝之さんのデビュー作です。
おねんねさんぽ

琉球イラストレーションの展示を全国で展開し、好評を博してきた与儀勝之さんの作品。この絵本も、独自で色彩表現がとても鮮やかな一冊です。
台詞が一切なく、絵だけで構成されています。可愛らしいキャラクターの絵柄なので、親子で読むとほんわか気分になりそうです。
楽しいときの記憶は、誰もが無意識的に記憶していて、一瞬で過ぎ去った気分になってしまいます。この絵本を読むと、無意識に過ごしてきた時間の中で出会っていたたくさんのことに気づくことができますよ。
また、「おねんねさんぽ」は、子どもにとって寝る時間の大切さを改めて教えてくれる一冊。今の大人は少々お疲れ気味です。そんな大人にも読んでほしいですね。僕はこの本を読んで、お昼休みにでは少しだけお昼寝をするようになりました。まさか絵本で自分の行動が変わるとは…。
当たり前のことの大切さを伝えてくれる「おねんねさんぽ」。寝る子は育つと言いますが、「寝てよく歩く子はもっとよく育つ!」ということがよくわかる絵本でした。大きくなりたい!と思っている男の子、特におすすめです。
おねんねさんぽ
さく/よぎまさゆき
→公式サイトはこちらから
