生後4ヶ月になる娘をもつ、新米パパの堀本です。世間には我が子から「パパ嫌い!」なんて言われる方がいるそうですが、実は子どもは家族にも人見知りすることがあります。
正直、私も娘に人見知りされないか心配なひとりです。そこで今回は、子どもが人見知りする原理と、パパも1日1回授乳するべき理由をお伝えしたいと思います。
生後6ヶ月から人見知りが始まる
「人見知り=他人」というイメージがあると思いますが、家族にも人見知りすることがあります。たとえ、パパや兄弟姉妹であっても人見知りするのです。
残念ながら「人見知りの原因はこれ!」と明言した研究結果はないのですが、1900年代の精神科医 ジョン・ボウルビィの「愛着理論」が世界的にも有力な説として研究されています。
愛着理論によると、生後~3ヶ月頃の子どもは誰に対しても微笑みかけます。これは「新生児微笑」と呼ばれる条件反射的なもので、弱者(子ども)が強者(大人)に庇護してもらうためです。
その後、3ヶ月~6ヶ月頃になると、子どもは少しずつ「愛着の対象」を認識しだします。3ヶ月までに関わってきた相手を中心に、誰が自分にとって必要な存在であるかを区別する訳です。
6ヶ月~2歳頃にはいよいよ人見知りが始まります。愛着の対象には、より密接な関係を築こうとし、反対にそれ以外の相手に対しては警戒心や不安感をあらわにした行動をとるのです。
日本のパパは育児参加が不十分
2017年、内閣府の発表によると男性の育児休暇取得率は5.14%でした。ちなみに女性は83.2%。この数値からもわかるように、日本においてパパの育児参加はけして十分とは言えません。
先述したように、3ヶ月頃までにきちんとコミュニケーションを取らないと、たとえパパであっても人見知りされることがあります。もし人見知りされたら、そこから挽回するのは大変です。
しかし、パパが一家の大黒柱で、収入が減ると家計に響くようでは安易に育児休暇できないでしょう。また、いまだに男性の育児休暇が取得しづらい雰囲気の職場があることも事実ですし。
授乳が子どもとの関係作りに!
私を含めた日本のパパたちは、我が子に「パパ嫌い!」と言われるのを黙って見ているしかないのでしょうか?ママとしても、パパと子どもが良い関係であって欲しいと思っているはず。
そこで、私がおすすめしたいのが「1日1回の授乳」です。
生後間もない子どもにとって、授乳は生きために欠かせない行為。授乳してくれる相手は重要な存在になります。育児において「ママには勝てない」とされるのも理由のひとつです。
また、3ヶ月頃の子どもは視力が弱いため、近くでしかはっきりとは見えません。授乳中は子どもとの距離がグッと近づくため、コミュニケーションを取るのにはぴったりな育児なのです。
さらに、パパが授乳すればママの負担軽減にもなります!
生後間もなくは2時間おきに、少しずつ間隔が広がるとしても1日6回前後は授乳する必要が。たとえ深夜であっても、早朝であっても子どもが欲しがればママは授乳していますよね。
もし、パパが深夜や早朝、1日1回でも授乳をしてくれれば、その分だけママはゆっくりと過ごせます。子どもだけでなく、ママとのより良い関係作りにも授乳は効果的といえるでしょう。
私も授乳することがあるのですが、授乳中の娘は私の顔をじっと見つめてきます。子どもとしっかり顔を合わせることで、ママやパパが誰なのかを認識されることにつながるのでしょう。
必ずしも授乳である必要はなく、沐浴やオムツ交換なども◎。子どもとコミュニケーションさえ取れれば、どの育児でも大丈夫です。積極的に関わろうとする姿勢さえあれば子どもに伝わります。
ただ、もしパパがどう育児に参加すればいいのか迷っているのであれば、ぜひママから「1日1回の授乳」をすすめてあげてください。
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