こんにちは。沖縄でとれる夜光貝でジュエリーブランドを制作しているTo-mas(トーマス)です。第6回目は9月生まれの誕生石「サファイア」についてです♩
みなさんは小さい頃に『幸福な王子(しあわせの王子)』という小説を読んだ事はありますか?
オスカー・ワイルドが書いたこの本。ここに登場する“銅像の王子”が、自分に装飾されている宝石や金箔を、仲良しのツバメに頼んで貧しい人々へ贈る、博愛と自己犠牲の物語。その中で、“貧しい少女”へ贈られた宝石が、王子の両目に嵌め込まれていたサファイアです。
大人になって読み返してみると、ウルっとくる場面もあり、なんとも考えさせられる小説でした。今月はそんなサファイアのお話です。
『幸福な王子』は児童向け短編小説。ぜひお子さまと一緒に、ご家族で読んでみてください。
サファイアは青い宝石の王様
ブルーサファイアは、ダイヤモンド、エメラルド、ルビーと並ぶ4大宝石のひとつであり、青い宝石の王様といってもいいでしょう。
落ち着いた色合いでコーディネートもしやすく、硬度もダイヤモンドに次いで高いので、普段使いにも向いている大変人気のある宝石です。以前、7月の誕生石であるルビーの際にもお伝えしましたが、鉱石のコランダムグループに属するもののうち、真っ赤なものをルビー、それ以外を基本的にはサファイアと呼んでいます。
【7月の誕生石の記事はこちら】女性を強くするパワージュエリー
サファイアと聞くと、青い色の石を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、サファイアは青色だけではありません。ピンクやバイオレット、イエロー、オレンジなど様々な色があり「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれています。
英国王室とサファイア
サファイアの魅力といえばなんといってもその高貴な歴史です。中世ヨーロッパの時代から、王室や聖職者たちの“ロイヤルジュエル”として輝いてきたサファイア。最高品質のロイヤルブルーサファイアは、英国王室御用達です。
1981年に、チャールズ皇太子がダイアナ妃に18カラットのサファイアの婚約指輪を贈ったことから、世界中でサファイアの人気が沸騰!この指輪は、ダイアナ妃の息子ウイリアム王子が婚約した際にケイト妃に贈られ、現在も王妃の左指で輝き続けています。(…素敵!!!)
サファイアの宝石言葉「誠実・慈愛・徳望・真実」
サファイアの深い青色は“ゆるぎない心”を象徴しているとして「誠実」「真実」という宝石言葉が。また、聖職者が持つ指輪にはサファイアがはめられ、その手で人々に触れ、病や悩みから救ってきたという歴史から「慈愛」「徳望」という宝石言葉となったそうです。
成功へと導いてくれる誕生石
科学的な証明はされていませんが、サファイアは鎮静作用の効果を持つとも言われてるそう。感情の混乱やイライラを鎮めて、真実を見抜く直感と冷静な判断力をもたらすんだとか。
その結果、知性や理性をも高めてくれるので、サファイアを持つと「仕事で自信がつき、成功を掴めるようになる」とも言われています。
何か新しいことにチャレンジする人や、事業を起こそうと奮起している人への贈りものにもおすすめ。旦那様へのプレゼントにも、いかがでしょうか?
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