ママが2人になる必要なし!パパに求められる育児の役割とは

DATE - 2019.6.9
CATEGORY - 妊娠・子育て・家族
WRITER - 堀本一徳

最近、男性の育児参加が積極的になっているように感じます。事実、育児参加についてアンケートを取ると、約8割の男性が「参加している」と答えるほど。

街中でも子どもを抱っこしたり、ご飯を食べさせたりしているパパの姿を目にすることが増えましたよね。そこで、今回はパパに求められる育児の役割について考えてみたいと思います。

パパならではの育児が失われつつある

冒頭でも紹介したように、以前と比べると男性の育児参加はとても積極的になったと言えます。ママにとっても、パパが積極的に育児を手伝ってくれるのは助かることでしょう。

ただ、「ママの補助」になってはいませんか?

というのも、同じアンケートで男性に育児参加の内容を質問すると「たまにオムツ替えをする」「たまにお風呂に入れる」「たまに着替えを手伝う」程度がほとんど。外出時だけお手伝いをしている、という声もありました。

つまり、多くのパパが「ママの補助」に徹していて、パパだからこそできる育児が失われつつあるのです。もちろんママの補助はとても大切ですが、ママが2人になる必要はありません。

パパの役割は「厳しくも頼れる存在」

普段から子どもと関わっているママは「ダメ!」と、子どもを厳しく突き放せます。対して、たまにしか育児をしないパパは、子どものわがままにどう接すればいいか分からず「いいよ」と答えがちです。

「厳しいママ」と「優しいパパ」でメリハリがあるようにも見えますが、ママは優しさと厳しさをきちんと使い分けることができます。パパのように、ただ甘いだけではないのです。

パパが甘いと「ママに怒られてるけど、もうちょっとすればパパが助けてくれる」と、子どもまで甘い考えになります。最近よく耳にする「我慢できない子ども」の出来上がりです。

パパは「ママよりも厳しめ」に子どもに接するべき。子どもにとって、仕事をしているパパは社会との接点です。パパが社会のルールをきちんと教えることで、子どもは我慢を覚えられますし、パパを厳しくも頼れる存在として認識します。

もちろん、優しくすべきところは優しく、十分に可愛がってあげることは大前提です。

パパは最高の遊び相手になれる!

「我が家には大きな子ども(パパ)がいる」とも、よく耳にします。これはとても的確な表現で、男性は女性に比べると、より子どもに近しい目線で物事を考えることが得意です。

そのため、思いっきり遊びたいとき、子どもはママよりもパパを選ぶ傾向にあります。パパであれば、ママが嫌がる遊びや、「いいよ」って言ってくれない遊びにも付き合ってくれると理解しているのでしょう。

子どもがパパと遊びたがったときは、パパだけでなく、ママにとってもチャンスです。

パパは子どもと遊ぶことで絆を深めることができますし、ママはパパに任せてゆっくりと過ごせます。1〜2時間もあれば、ママだけでちょっとお出かけしてリフレッシュできますよね。

厳しいだけじゃない「最高の遊び相手」であることも、パパの大切な役割なのです。

育児におけるパパの役割について考えてみましたが、今回の内容が全てではありません。家庭ごとに様々な事情があり、ママやパパにできること・できないことにも差があるはずです。

育児には「優しさ」と「厳しさ」の両方を加えることがポイント。ただ優しいだけでは甘くなりますし、厳しいだけでは萎縮してしまいます。難しいことですがバランスが大切です。

ぜひもう一度、ママとパパの役割を見直してみて、家庭ごとに「ママだからできる育児」と「パパだからできる育児」を目指してみてください。

参考
http://www.city.hitachiomiya.lg.jp/page/page002781.html
https://www.babytown.jp/b/family/couple-life/bt0453.html
https://www.zojirushi.co.jp/topics/ikuchu_papa.html

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ryukyu’s WRITER
ライター写真・堀本一徳
ライター・カメラマン
堀本一徳
大学時代に教育学と総合情報を学び、小中高の教員免許を取得。児童相談所や学童保育所での勤務経験あり。現在はフリーライターとして教育やIT、旅行などについて執筆。WEBデザイナー・フリーカメラマンとしても活動中。また、単身で24カ国を旅行するほどの旅行好き。プライベートでは1児の父として奮闘中!
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