本土よりあったかい沖縄。ですが、冬って意外と寒くて暖房器具は必須。
暖房器具にもいろいろあって、空気を汚さないオイルヒーターや、手軽な遠赤外線パネル、エアコンの暖房機能。また、スタンダードなガスストーブや石油ストーブなど多彩です。
そこで今回は沖縄の土地柄にあった暖房器具を紹介します。沖縄の冬対策の参考になさってください。
じんわりとした温かさがほしい場合
豪雪地帯のようなガツンとした寒さはないので、パワフルな暖房はいらないという場合は、じんわりあったかくなる暖房器具がいいでしょう。
じんわり派の代表としてあげられるのが「オイルヒーター」です。機器の中のオイルが電気の力で温められて、その熱で周りを温かくします。オイルヒーターはエアコンのように風を吹きかけることもないので埃も立ちませんし、ガスストーブや石油ストーブのように、空気を汚す心配もありません。
埃アレルギーを持ったお子さまのいるご家庭にもマッチした暖房器具ですね。
【いい点】
・空気を汚さない
・じんわりと温かくなる
・工事不要
【悪い点】
・即効性がない(すぐに部屋全体を温めることはできない)
・そこそこの大きいため置き場所が必要
・エネルギー効率が悪く電気代が高い
モノを増やしたくない場合
最近エアコンを付け替えたという家庭であれば、エアコンをメインの暖房器具として使うのがいいでしょう。もちろん冷房のためにエアコンを付けている家庭も多いでしょうから、モノを増やさずに暖房器具として使うことができる点がいいですよね。壁に取り付けているのなら置き場所にも困りません。
誤解している人も多いのですが、エアコンは直接電気を熱に変えて暖房を実現しているのではありません。大気中の熱を室外機から取り込んで室内を温めます。気体が液体になる時に熱を放出するという現象を利用した熱の取り出し方をしているので、電気を熱に直接変えるよりかはエネルギー効率がよく電気代も安く済みます。
【いい点】
・部屋全体を暖めるのに向いている
・冷房と併用できる
・電気を熱に直接変えるオイルヒーターや赤外線パネルより電気代が低い
【悪い点】
・風を起こすので埃を巻き上げる
・価格が高め
・室内機と室外機を結ぶ配管穴と設置工事が必要
体感温度にギャップがある場合
家族の中でも「寒いな〜」と感じる人と「そうでもなくない?」と、体感温度にギャップがある場合は、パーソナルな暖房器具を選ぶといいでしょう。
遠赤外線パネルは遠赤外線の輻射熱によって温めます。部屋全体を温めるパワーはありませんが、赤外線パネルを身近に置いておけばその周りはほんわかと暖かくなります。パーソナルに狭い範囲を温めるだけならこれで十分。
他の人には熱がそんなにいかないので、暖房を必要としない人が暑くて困るということもありません。
【いい点】
・必要な人だけを温めることができる
・空気を汚さない
・工事不要
【悪い点】
・部屋全体を暖めるパワーはない
・電気を熱に変えるためにエネルギー効率が悪く電気代が高い
いかがでしたか?急に寒くなって、暖房が欲しくなるときってありますよね。
そんなときのために、自分の環境にあった暖房器具を用意しておくと安心です。エアコンも冷房専用のものじゃなく、冷暖房両方に対応しているものにしておけば、いざという時に助かりますよ。
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