琉球藍染ってなんとなく聞いたことがあるけど、何かと言われると詳しくは知らないという人も多いかもしれません。
たとえば私たちの身近なところではジーンズを染めているのが藍です。インディゴブルーのジーンズは藍染で染色されています。いろんな土地で藍染は伝承されているのですが、沖縄ではキツネノマゴ科の植物である琉球藍を材料にして藍染を行っています。それが琉球藍染です。
藍染で染色された布は緑に染まるのですが、空気に触れると鮮やかな藍色へと変色していきます。この藍で染められたものは抗菌や防虫などの効果もあるんだそう。
沖縄県内には伝統的な琉球藍染に触れることができる施設もあります。今回は琉球藍染を体験できる施設をご紹介。気になった方は琉球藍染に触れてみてはいかがでしょうか。
のはら工房（八重瀬町）
都会から離れた自然豊かな環境の中に「のはら工房」はあります。都会の喧騒から離れて、のんびりとした雰囲気の中で琉球藍染を体験したいというのなら、のはら工房はベストマッチの施設です。
工房の庭には材料となる琉球藍が茂っており、まさしく自然あふれる環境で自然の材料を使っての作業となります。
藍染茶房 藍風（本部町）
藍染茶房「藍風」は本部の山の中にある喫茶＆工芸館。ここ本部は琉球藍の産地としても有名です。材料が近くに豊富にあるという点からも藍染めをするにはうってつけの土地ですよね。
ここでは藍染めの体験も可能。藍染作品の販売も行っていますので、作品を見るだけでも楽しいです。
おきなわワールド 藍染め工房（南城市）
沖縄の代表的なテーマパークの「おきなわワールド」。ハブ博物公園や玉泉洞、熱帯フルーツ園など楽しい施設が目白押しの人気スポットですが、その中にも琉球藍を使った藍染め体験できる場所があります。
国の登録有形文化財にもなっている古民家が立ち並ぶ、琉球王国城下町の中にあり、明治後期に建てられた「伊礼家」という古民家の中で藍染め体験ができますよ。歴史を感じながら伝統を体験するという貴重な経験ができる点がうれしいです。
いかがでしたか。沖縄固有の琉球藍を使った琉球藍染、ぜひ１度ご家族で体験してみてください。体験を通じて沖縄の伝統を感じることも有意義でしょう。
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