沖縄県のパパさん、ママさん、こんにちは。元児童相談所、学童保育所の職員で、現在は1児父でもある、パパライターの堀本です。
先日、沖縄関係のニュースで「小学1年生の4,900人が学童保育をあきらめか」と流れていたのを目にしました。保護者が日中の家にいない家庭にとって、小学1年生になりたての子どもをどこに預けるのかは問題ですよね。
そこで今回、指導員でもあった私が学童保育の生活環境や申し込み条件、利用料金についてご紹介します。
<記事の内容はこんな感じ>
1.学童保育での1日(平日)
2.自由時間は何ができるの?
3.申し込み条件と利用料金
4.まとめ
1.学童保育での1日(平日)
学童保育の活動内容は運営者側に任されている部分が多いため、施設によって1日の流れは様々です。そこで、私が実際に勤務していた学童保育での平日の1日をまとめてみました。
14:30~15:00…開所 1年生の下校時間
15:00~16:00…自習 6年生の下校時間
16:00~16:30…おやつ
16:30~17:30…自由
17:30~18:00…閉所
18:00~19:00…延長
どこの学童保育でも同じだと思いますが、小学1年生の下校時間に合わせて開所されます。その後、まずは学校の宿題をする「自習」があり、勉強がひと段落したら「おやつ」と「自由」です。
ちなみに、アレルギー持ちの子どものおやつは保護者が準備するのが一般的。アレルギーの程度にもよりますが、他の子とは離れたテーブルで食べるなど万が一を防ぐようにします。
2.自由時間は何ができるの?
施設によって広さや設備には差があるため、どの施設でも同じように遊ぶことはできません。しかし、子どもたちがある程度は遊べる広さのプレイルームと玩具は用意されているものです。
例えば、私がいた施設では積み木やレゴ、トランプやuno、人生ゲームなど定番玩具の他に。地域全体でけん玉を推奨していたことから、毎日のようにけん玉の練習もしていました。
また、厚生労働省の求める基準により、どの施設にも「ボール遊びができる程度の広さ」の野外スペースを確保しているものなので、職員の付き添いのもと野外で走りまわることもできます。
このように施設のルールさえ守っていれば、自由時間は基本的に何をして過ごしても大丈夫です。
毎日走りまわっている子もいれば、塾や習い事の宿題まで済ませている子もいますよ。
3.申し込み条件と利用料金
学童保育の目的は保護者の仕事や傷病などで日中の保育が難しい家庭に、子どもたちが安心して生活できる空間を提供することにあります。「大きなお家」を目指しているイメージですね。
その為、基本となる申し込み条件は、仕事や傷病などで「日中の保育が難しい家庭」になります。さらに申し込み人数が多いときには、小学1年生~3年生までが優先される傾向です。
また、地域によって差はありますが、沖縄県での利用料金は1ヶ月10,000円ほど。「おやつ代」や「積立金」が別途かかるところもあるので、何にいくらかかるかも確認しておくと安心です。
4.まとめ
ここまで紹介してきたように、学童保育と一括りにしているものの施設によって細かな状況には差があります。どの施設も見学は可能なはずなので、まずは雰囲気を確かめてみてください。
ただし、冒頭でも紹介したように沖縄には学童保育の待機児童問題があります。地域によっては希望の施設に入れないこともあるので、複数の施設をチェックしておくのがいいでしょう。
ぜひ、子どもが楽しく通える、保護者が安心して任せられる学童保育を見つけていただければと思います。